"自衛隊入隊の第一歩”: 新たな冒険へのスタート
こんにちは、Quick answer管理人の、ピロ式です。
今回は、ピロ式が自衛隊に入隊した時の話をします。
皆さんは自衛隊にどのようなイメージを持ってますか?
自衛隊は日本の軍隊で、国の防衛と災害対応を担当しています。
侵略のためではなく、自国の安全と安心を守るために存在しています。
自衛隊は、日本の軍隊でありますが他国を侵略するような組織ではないと言う事ですね
ピロ式、自衛隊入隊
ピロ式は何故か中学の頃から自衛隊に入隊する事を希望していました。特に何があったわけではないのですが地元に自衛隊の官舎があり自衛隊を身近に感じていたのかもしれません。高校生になってもその思いは傾くことなく自衛隊一直線に考えていました。そんなこんなで高2の時に自衛隊の広報官の方が自宅を訪ねて来て「陸上自衛隊少年工科学校」というのに興味がないかと言われ学校の担任の許可を得ずに試験を受けました。結果は残念ながら落ちてしまいました。時は流れ、高3で陸上自衛隊の試験を受けて無事合格。その間、自衛官の方が学校まで来て面接の練習を沢山やりました。
翌年より「自衛官候補生」として勤務することになりました。
厳密にいうとまだ自衛官になれた訳ではなく
ここから教育期間が6ヶ月あります。前期3ヶ月あります。
その後の後期教育(3ヶ月間)に入る段階で「2等陸士」という階級が与えられます。
ここで晴れて自衛官です。
さて、僕の自衛官候補生時代ですが、8人1組の構成で「班」と呼ばれこの仲間たちと3ヶ月過ごしました。厳密には1〜6班までありこの塊を「区隊」と称し僕の時代は全部で3区隊まであり恐らくかなり多かったです。
班のメンバーは18歳から28歳まで多種多様で毎日訓練で疲れ果てますが仲間たちと過ごした3ヶ月は楽しかったのを覚えています。また個人が指導を受けると連帯責任で指導を受けることになります。僕の時代ではこれが当たり前でしたが現代では変わっているかもしれません。
激闘!!前期教育での訓練
前期教育では自衛官になるための基本的なことを反復訓練します。
主な訓練としては
基本教練…敬礼や行進、回れ右などの動作を訓練し、節度ある動きが出来るまでやります。僕はあまり上手ではありませんでした。
射撃訓練…文字通り射撃をします。一つ前の段階として「射撃予習」という駐屯地で行う射撃場での動きや、射撃姿勢の練習を行ったりします。肘が痛いです。
銃の分解結合…文字通り小銃を分解して再度結合する訓練です。時間が指定されていてその時間内に出来るまで練習します。パーツを地面に落とすとひどく叱られるので注意が必要です。容量をつかむとパズルみたいで面白いです
戦闘訓練…匍匐(ほふく)前進や着剣突撃、掩体(えんたい)構築などを行います。掩体とは地面に穴を掘りその穴に隠れたりして敵と戦闘する陣地のようなものです。穴の中に蜂が入ってきた時は死ぬかと思いました
障害設営…主に鉄条網などを設置する訓練です。杭を打つのが楽しかったです
行軍…おそらく自衛隊の訓練の中で1.2位を争うくらいに嫌な訓練です。荷物、装備などを持って10〜35km永遠と歩く訓練です。雨が降ったら最悪です、僕は教育後の行軍で雨の中45km歩き靴を脱いだ時足の裏が脳みそみたいになってました。
野営…なんてことない宿営地でテントを張って生活するだけです。教育後の中隊配属してからの野営は夜はほぼ必ず宴会があるため新人はその準備や片付けに追われることになります。
演習…山で何日間か訓練をします、訓練内容は様々です。野営とセットと考えていいです、仕事中は演習、仕事終わりが野営という感じです。
などがあります。まだこのほかに格闘訓練や体力測定などもあります。特に体力測定は腕立てと腹筋、できれば毎日5kmランニングすることを継続できればいうことはありません。努力は必ず報われます。
発散!!教育期間中の外出
恐らくどこの駐屯地でも同じだとは思いますが駐屯地内で居住している自衛官は「外出証」というのを受領しなければ外出ができません。教育期間中は外出時間も短く19時頃には戻ってこなければならないので遠出は禁物です。門限を守れなければ自分だけでなく周りの仲間にまでペナルティーが及ぶ可能性があるため注意が必要です。外出する前はもちろんですが自分の身の回りのものを整理整頓し教育隊の当直に点検を受けて合格することができれば無事に外出証を受領でき外出する流れになります。あくまでも僕の駐屯地の話なので地方では違うルールもあるかもしれませんが概ねこのような流れだと思います。
責任!!教育隊での係
僕の駐屯地では教育期間中は「取締り」「内務」「旗手」の3係を任せられることがあります。何をするのかというと
取締り…区隊のリーダー、報告から何まで区隊を仕切る役です。一番やりたくない係です僕の駐屯地では区隊のトップである区隊長の靴を磨く役割もありました
内務…班のリーダー、取締りから連絡事項を通達されたら班のメンバーに報告する役です。こちらは班の教官である「班長」の靴を磨く役割がありました。
旗手…区隊には旗があり移動する時は旗を持った隊員が先頭に出て移動します。旗は区隊の象徴であり大切にしないと班長方からお叱りを受けることになるので注意しましょう。
清潔!!アイロンがけ、靴磨き
自衛隊に入隊すると切っても切れないのが制服のアイロンがけと、靴磨きです。アイロンは個数が限られているため基本順番待ちです、しっかりと制服に折り目をつけるためにしっかりとプレスします。僕の時代は翌日班長の点検があり不十分と言われると腕立て伏せをした記憶があります、今はそのようなしごきはないので安心してください。靴に関しては汚れをしっかり落とし「KIWI」という油で靴の先端を磨きピカピカに光らせます。1日訓練したら先端なんてガサガサになりますがピカピカにしないと怒られるので早めにピカピカにする方法を見つけましょう。僕はKIWIをべったり塗ってライターで溶かし磨いていました。中退配属した時の部屋の先輩はフローリングワックスを使っていました。確かにピカピカになりますが不自然な光り方をするので教育期間中はKIWIで磨きましょう。ちなみに自衛隊の靴は「半長靴」(はんちょうか)といいます
ざっくりやることはこのぐらいです。
今回はこれぐらいにします!次回は後期教育について書いていこうと思います!