ピロ式

こんにちは、Quick answer管理人のピロ式です。

 

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今回は「自衛隊に入隊し部隊へ配属された新隊員の主な仕事」についてお話ししようと思います。

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下っ端自衛官ってどんなことしているんだろう?
という皆さんの疑問にピロ式の体験を元に話していきますのでぜひ最後までご覧ください

 

下っ端自衛官について

「下っ端自衛官」=教育期間の6ヶ月を経てそれぞれの部隊へ配属された隊員の事だと思ってください。

当然のことながらその部隊で一番下になり、「新隊員」と呼ばれます。まずやることは以下の3つです

・名札の縫い付け  👉 ミシンで縫うことが許されればラッキー、新隊員は手縫いしろと言ってくる場合がある

 

・身辺整理、引越し 👉 教育隊の小舎から自分の荷物を全て配属先の部隊に運ばなければならない

    ・装具類の受領   👉 「官品」(かんぴん※無くすとヤバい)と呼ばれる自衛隊から支給される装具、服などを受領する
    まずはこの辺りを行うと思います。当然のことながら部屋は先輩と同じ部屋になるので好き勝手はできなくなります。
    僕は先輩一人と同期一人の3人部屋でしたが多いところは5人部屋とかもありました。

下っ端自衛官の1日の流れ

僕が下っ端自衛官だった時の1日の流れは以下の通りです

0600 起床

0605 点呼

0610 清掃開始

0610 清掃終了

0630 食事

0815 朝礼

1200 昼休み

1230 ゴミ捨て

1255 昼礼

1715 終礼

1730 夕飯

2200 点呼

2205 清掃開始

2215 清掃終了

2300 就寝

1日の流れはざっくりとこんな感じです。

清掃は下っ端の基本でサボっていると当然ながら怒られます、ゴミ捨てはやらないと同期に怒られ嫌われる原因になるので必ずやることをおすすめします。同期を大切にする事はこれから先の自衛隊生活で必ずいい方向に進みます。

下っ端の日頃の仕事内容

朝礼の後は各区分に分かれて作業をすることになります。僕の部隊では

補給、車両、武器、炊事、化学、訓練、通信

に分かれて作業をしていました。下っ端は知識も技術もないので基本的にはパシリ及び雑用です。

例えば補給だと「〇〇倉庫のエンピ(シャベル)持ってきて」や「このバラキュー(偽装網)畳んでおいて」などです。

区分の仕事に関しては掘り下げた別の記事を書きます。

下っ端の休日

休日にも僕の部隊ではやることがありました。恐らくどの駐屯地でもあると思います。

1「待機」

👉必ずやるわけではなく、順番が回ってくる。外には出られないが特に何もすることはなくダラダラ出来るが、災害が起こった際は1番に出ていかなければならない。休日は下っ端に待機が回ってきがち。

2「週末清掃」

👉待機人員で各部隊ごとに割り振られた清掃地域の清掃をします、大きくはポリッシャーで床を磨いたりします

3「先輩のパシリ」

👉無事に待機を免れる土日に外出できても先輩から何か買ってくるよう頼まれることがあります。

おとなしくいうことを聞いて信頼ポイントを貯めましょう。ただし稀にジャイアン的な輩もいるのでその場合は何かと理由をつけて避けてもいいです。

でも八方美人の方が色々楽ではあります。

下っ端の演習

演習とはざっくり言うと山で訓練することです。

山で行う下っ端の作業は以下の通りです

1 宴会の準備

👉訓練後はほとんどの場合宴会になります。買い出しから宴会の食事の用意、片付けまで。

2 合間のコーヒー

👉訓練中はガスコンロを車に常備させるはずなので合間でコーヒーを要求されるのでお出しする。

3 給油

👉冬季は各天幕(寝泊まりするテント)に石油ストーブがあり朝、夕の2回灯油の給油がありました

先輩の指導について

僕の部隊には「陸士会」と言うものがありました。

一個上の先輩が下っ端に対して会合を開いて声が小さい、動きが遅いなどの小言を言われるクソうざい会がありました。

当時は腕立てをしろなどの体罰が当たり前でした。

行われる時間が大体、夜の点呼後からなのでゆっくりできる時間が奪われるのが凄く嫌だったのを覚えています。

後輩ができたら次は自分達が後輩に対して行う悪しき伝統でした。

ピロ式

今回は以上になります!

下っ端時代は色々大変ですが、頼りになる先輩、同期がいれば全然楽しくやっていけると思います。

僕は高校の延長線っていう感じで楽しくやっていました。

自衛隊に入隊しようと考えている人の役に立てたら幸いです。ではまた!

 

 

 

 

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